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さもない日々の暮らしの中で ・・・  danslavie.exblog.jp

さもない日常の中で、出合ったこと、気になること、感じたこと・・・。


by CK_centaurea
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第38回 赤い鳥文学賞

 たかしよいち(高士與市)先生が『天狗』』(ポプラ社刊)で、赤い鳥文学賞を受賞されました。
 今日はその授賞式だったようです。
 たかしよいち先生と最初にお会いしてからもう5年近くになるでしょうか。初めてお出会いした頃、「語り部の会」の講座を受講し終えた私は、何か腑に落ちないものを抱えてモヤモヤとしていました。そんな折、ある方から、たかし先生をご紹介いただいて、いろいろ質問させていただき、腑に落ちなかったことも解決し、吹っ切れました。
 その時に、プライベートな本棚から何冊かのご本も頂戴して、その後、授業で使われた『へそどろぼう』のビデオを送って下さったり、その感想を書いて送ったり・・・と、以来、交流が続いています。
 一番最近では『がわっぱ』のイタリア語(イタリアで出版された素敵な装丁の本)版、と妖怪三部作の『鬼』を自筆サイン入りで贈ってくださいました。今回受賞されたのは、その妖怪三部作の中の『天狗』です。
 たかし先生は80歳近いごお齢でありながら、そんなことは微塵も感じさせない、青年のようにさわやかで好奇心があり、まだまだ創作意欲が枯渇されない素敵な方です。
 たかしよいち先生が、今回の「赤い鳥文学賞」を受賞されたことはこの上ない喜びです。
 ほんとうに、おめでとうございます。心より、お祝い申し上げます。
第38回 赤い鳥文学賞_e0057640_22365346.jpg


 西日本新聞にそのニュースが
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/31088

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※ たかし よいち  プロフィール     
高士與市。1928年、熊本県に生まれる。
1978年、椋鳩十氏の後任として鹿児島女子短期大学に赴任。
のち、久留米信愛女学院短期大学に移り、現在同短大名誉教授・学院図書館長。
代表作・長編創作『竜のいる島』(サンケイ児童出版文化賞大賞・国際アンデルセン賞優良作品)他。福岡県久留米市在住

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◆赤い鳥」概要
童話童謡雑誌『赤い鳥』は、大正デモクラシーを背景として大正7(1918)年7月に、当時 夏目 漱石 門下の鈴木 三重吉が、現在の豊島区目白で創刊した月刊の児童文芸誌で、北原 白秋らの献身的な協力を得て、わが国の近代児童文学の基礎を築いた。
 昭和11(1936)年の三重吉の他界とともに廃刊したが、「子どもたちのために芸術として真価ある純麗な童話と童謡を創作する」という三重吉の理想と、功績は今も色あせてはいない。
◆赤い鳥文学賞
 三重吉の遺志を継承した児童文学者・坪田 譲治(故人)らが発起人となり昭和46(1971)年に制定。年間の創作児童文学作品(童話・小説など)の中から優れた作品に贈られるもので、『赤い鳥』の歴史を記念して、創刊日である7月1日前後に毎年贈呈式を開催している。(Webサイトより)

by CK_centaurea | 2008-07-01 22:42 | 本(ジャンル不問)