2011年 04月 21日
ニッポン 人・脈・記
朝日新聞、月曜~金曜の夕刊に掲載されるコラム。「ニッポン 人・脈・記」
朝日新聞を購読されていない方はこちらのサイト asahi.com でシリーズの一回目を読むことができます。
今回のタイトルは「生きること」
「戦後日本にフランクルが残したものを、たどる」(本文中より)シリーズです。
フランクルとは、『夜と霧』(原著は『一心理学者の強制収容所体験』)を著したビクトール・フランクルのこと。今シリーズはこのフランクリンの書き残したものを軸に人とのつながりが綴られていくようです。
3.11以降、多くの人が「生きる」ことに、「生かされている」ことについて、何かしら思いを持っているこの時期に、今回のテーマは重く響きます。
人間はあらゆることにもかかわらず――困窮と死にもかかわらず、身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、また強制収容所の運命の下にあった
としても――人生にイエスと言うことができるのです。(山田邦男・松田美佳訳、春秋社)
過去には、ハンセン病、性同一性障害、アイヌ、在日、ガン、などなどがありました。常にひとつのテーマに沿って、関わりを持った人々のつながり、まさに人脈が描かれているのだけれど、読んでいつも思うことは、世の中には凄い人が沢山おられるのだということです。
とても有名な方もおられるけれど、大概はそれほど有名ではなく、知る人ぞ知る、くらいの方たちです。名声を欲するでもなく、日々の営みを淡々と、己の生きる道を黙々と歩んでおられる。その生き様に心震える凄さを感じるときがあります。
今回のシリーズも、心は痛いけれど、楽しみです。
朝日新聞を購読されていない方はこちらのサイト asahi.com でシリーズの一回目を読むことができます。
今回のタイトルは「生きること」
「戦後日本にフランクルが残したものを、たどる」(本文中より)シリーズです。
フランクルとは、『夜と霧』(原著は『一心理学者の強制収容所体験』)を著したビクトール・フランクルのこと。今シリーズはこのフランクリンの書き残したものを軸に人とのつながりが綴られていくようです。
3.11以降、多くの人が「生きる」ことに、「生かされている」ことについて、何かしら思いを持っているこの時期に、今回のテーマは重く響きます。
人間はあらゆることにもかかわらず――困窮と死にもかかわらず、身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、また強制収容所の運命の下にあった
としても――人生にイエスと言うことができるのです。(山田邦男・松田美佳訳、春秋社)
過去には、ハンセン病、性同一性障害、アイヌ、在日、ガン、などなどがありました。常にひとつのテーマに沿って、関わりを持った人々のつながり、まさに人脈が描かれているのだけれど、読んでいつも思うことは、世の中には凄い人が沢山おられるのだということです。
とても有名な方もおられるけれど、大概はそれほど有名ではなく、知る人ぞ知る、くらいの方たちです。名声を欲するでもなく、日々の営みを淡々と、己の生きる道を黙々と歩んでおられる。その生き様に心震える凄さを感じるときがあります。
今回のシリーズも、心は痛いけれど、楽しみです。
by CK_centaurea
| 2011-04-21 02:05
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