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さもない日々の暮らしの中で ・・・  danslavie.exblog.jp

さもない日常の中で、出合ったこと、気になること、感じたこと・・・。


by CK_centaurea
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「ニッポン 人・脈・記」が面白い

姜 尚中(カン サンジュン、강상중、)さん
実は、私、この人のファンです。というと、軽い言いかたなのですが、じゃあどう表現すれば良いかと言えば、他に思いつかないのです。
その、姜 尚中さんのことが朝日新聞夕刊の「ニッポン 人・脈・記」に載っていました。この連載の「ニッポン 人・脈・記」というのが、面白いです。よく切抜きをしているのですが、つい先ごろは「絵本きらめき」というもので、絵本に携わる人のことが載っていたのですが、「人・脈・記」というぐらいですから、一人の作家さんに焦点をあてるだけではなく、その人と、他の人のつながり。また、作家さんだけではなく、読み聞かせの人、子どもの本の書店を営んでいる人。縦横に繋がっている人脈が書いてあって、面白いんです。
さて、今回は「『在日』という未来」です。その2回目に、登場されたのが姜 尚中さん。
ファンと言いながら、今の彼の論説に興味があるので、どういう経歴を辿ってこられたかをあまりよくは知りませんでした。
姜 尚中さんは大学の非常勤講師となって85年。埼玉在住で初めて外国人登録証の指紋押捺を拒んだそうです。でも、結局、生活とのせめぎあいの中、指紋を押されたようです。その時、牧師の土門一雄さんは、「姜さん、あなたが犠牲となる必要はない。悩まなければならぬ状態をつくっている日本人こそ問題があるんですよ」と励ましてくれたのだそうです。
この箇所を読んで、グッとこみ上げてくるものがありました。ほんとうにそうですよね。
在日韓国朝鮮人の問題も、沖縄の問題も、難民問題も、それぞれの自国の問題であり、アメリカの問題であると同時に、日本の、日本人の問題でもあります。難民鎖国といわれて久しいのですが、不法入国したとして強制送還される外国人の中には、母国に帰れば殺される人も多く、その難民の滞在を認めようとしないのは、やはり日本に問題があると思うし、アメリカに追随していることも、やはり日本に問題があるのでしょう。
 ○○問題というとき、常に私の問題として顧み、考えていかなければならないと思います。
by CK_centaurea | 2008-09-19 18:41 | ニュース・新聞記事から