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さもない日々の暮らしの中で ・・・  danslavie.exblog.jp

さもない日常の中で、出合ったこと、気になること、感じたこと・・・。


by CK_centaurea
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「ふしぎなたけのこ」と「おさるとぼうしうり」

生涯養成講座 「絵本が読みたい」 (3)

 ↓で、今更ながら・・・と書きました。38年くらい前には、毎日、幼稚園で園児に読み聞かせをして、子どもが生まれてからは子供達に。家庭文庫を始めて近所の子供達にも・・・。そんな経緯があるので、今更ながら・・なのですが。
 そのころからずっとロングセラーで読み継がれているものもありますし、新作の創作絵本も随分たくさん出ています。そういったことも含めて、ボランティア活動に繋がりそうなので、この講座を受講しました。
 講師の先生は、元はNHKの、今はフリーのアナウンサーでいらして、大学の非常勤講師もしていらっしゃいます。本の見返し部分や扉にも心を配られる素敵な先生です。
 読み聞かせの講座での課題本は「ふしぎなたけのこ」と「おさるとぼうしうり」でした。自身では選ばないだろうと思う本で、勉強になりました。同じ言葉の繰り返しが多く出てくるので、その変化をつけるのが難しく、これが課題本なのがうなずけました。

ふしぎなたけのこ
作: 松野 正子 絵: 瀬川 康男  福音館書店
「ふしぎなたけのこ」と「おさるとぼうしうり」_e0057640_12152972.jpgたろうがつかまったまま、ぐんぐん伸びたたけのこは、やがて切られて、山また山をまたいで倒れていきます。倒れた先にあったのは、海!山の幸しか味わったことのない村の人は魚や貝や昆布に大喜び。ぐんぐん伸びたたけのこが天に届くのではなく、海の方に倒れていくという新鮮さ。民話の要素を余すところなくいれながら、どこか現代的なお話です。

おさるとぼうしうり
作・絵: エズフィール・スロボドキーナ 訳: 松岡 享子  福音館書店
「ふしぎなたけのこ」と「おさるとぼうしうり」_e0057640_12154029.jpg帽子を頭の上にのせて売り歩く帽子売りとおさるのお話。
帽子がちっとも売れなくて、疲れはてた帽子売りは大きな木下で眠ってしまいます。目が覚めたら帽子がひとつもありません。木の上をみると、なんとおさるが帽子をかぶっています。おさるに帽子を返せ!とどなりますが、おさるは「ツウ ツウ」というばかり。腹を立てた帽子売りは自分の帽子を地面に投げつけます。するとおサルもまねをして、帽子を投げつけます。めでたく帽子を取り返した帽子売りは「ぼうし ぼうし ひとつ50円」といいながら町に戻っていくと。というお話です。外国にも「猿まね」ってあるのでしょうか?
by CK_centaurea | 2008-07-25 12:59 | 絵本・児童書