さもない日々の暮らしの中で ・・・  danslavie.exblog.jp

さもない日常の中で、出合ったこと、気になること、感じたこと・・・。


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「消えた鎮守の森」 西山正啓監督

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山口県岩国市は1968年以来、米海兵隊岩国基地滑走路の沖合移設を政府に懇願、要請してきた。
1996年、悲願だった沖合移設工事がようやく始まった。しかし米軍再編で騒音被害が緩和されるどころか基地機能が更に拡大強化されることを知らされた。もうこれ以上の基地強化はイヤだ!
岩国市住民は猛反発、市議会も受入反対を全会一致で決議した。住民の願いがは国に届かなかった。逆に受入の賛否をめぐって議会が紛糾、井原市長は最後の切り札として直接住民に意見を聴くという住民投票条例を発議(請求)した。e0057640_1623894.jpg

2006年3月12日
岩国市は横須賀を母港とする空母艦載機の受入の是非を問う、米軍再編問題では全国で初めての住民投票を実施した。 西山正啓監督

          *****

 「消えた鎮守の森」に先駆けて、この説明が映し出され、岩国市長の住民投票への参加の呼びかけから住民投票が終わるまでを追ったドキュメンタリーが始まった。そして、「消えた鎮守の森」。それはありのままの住民の声を拾いあげたものだった。そこには活動家、運動家といわれる人たちの姿はなく、子供たちの未来を思い、普通の暮らしを大切にする市井の人たちの静かな怒りが込められていた。「消えた鎮守の森」には〝つづき〟があるようだ。この闘争に集結がくるまで西山監督は撮りつづけるだろう。

e0057640_1623324.jpg現在、愛宕山から移転された神社は、敷石と鳥居は移設されたが、ご神体はプレハブの中にある。
愛宕山では、毎年、神社でお祭りがあり、相撲大会、花見など、住民たちのふるさとそのものであった。
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この日、同時上映されたのは、「ベトナムに生まれて~枯葉剤を浴びた村から」
西山監督がドキュメンタリーを撮り始めた頃、最初に関わったのは水俣病のことだったそう。
水俣、ベトナム、沖縄、岩国・・・一貫して流れているのは、真実を伝えよう、伝えたいという熱い思いのような気がする。ドキュメンタリーもさることながら、この監督の生き方にいたく惹かれた。
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by CK_centaurea | 2007-10-16 16:27 | 映画・DVD・TV・演劇