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さもない日常の中で、出合ったこと、気になること、感じたこと・・・。


by CK_centaurea
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「戦後60年 無言館 遺された絵画展」 尾道市立美術館

  尾道市立美術館において開催されていた、「戦後60年 無言館 遺された絵画展」(「戦没画学生慰霊美術館・無言館」所蔵の作品)は、東京ステーションギャラリーを皮切りに、福井県立美術館、豊川地域文広場桜ヶ丘ミュージアム、丹波市立植野記念美術館、京都府文化博物館と続いて、尾道市立美術館が最終のようです。2006年2月5日まで開催されています。

尾道市立美術館
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美術館内の案内板 主催者の言葉
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「無言館」
この名前は、どのような意味を持っているのでしょうか。
館主の窪島誠一郎さんは語ります。
「彼らの描く絵はことごとく深い静寂につつまれている。
この静寂を無言と解釈することは簡単です」
「しかし、無言ということからいえば、無言のままで立ちすくむしかないのは、
今を生きる我々のほうなのではないでしょうか」と。

1997年5月2日、信州・上田市郊外の丘に
戦没画学生慰霊美術館「無言館」が開館して8年がたちます。
東京美術学校(現東京芸術大学)の出身の画家野見山暁治さんは、
戦死した同級生の家族のもとに彼らの絵画を訪ねる取材を通して
「仲間たちの絵をこのまま見棄てておくわけにはいかない」
との思いを募らせていました。
1995年、それを知った窪島さんが野見山さんとご遺族を訪ね、
絵の収集と管理・保存の活動を始めたのが無言館建設の起こりでした。

開館後、来館者の声が全国に広がり始めました。
「あなたに見せたい絵がある」と。
美術館に置かれている無言館日誌には、
「涙で絵が見えません」「いのちとは生きるとはどういうことなのでしょう」
「愛が満ち溢れていました」「子どもを誘ってもう一度来たい」
など感動の声で埋め尽くされています。
何度も何度も訪れている方が多いこともこの美術館の特徴です。

戦後60年。
戦争を知る人はもう僅かになってしまいました。
全国から、この美術館に行きたい、行きたい
でも高齢になり遠くて行けないというたくさんの声を聞きました。
現在、無言館に展示されている作品は80数点だけです。
まだ展示されていない作品が300点近く残っています。
こうした画学生の絵を見ていただきたいのです。

残された時間の中で、
家族を、兄弟姉妹を
故郷を、自らを
ただ、ただ一途に絵を描いて
逝ってしまった若者がいたことを
少しでも多くの方に知っていただきたいのです。

こうした思いから本展覧会を開催いたしました。

格別のご協力をいただいたご遺族、ご所蔵者、
またご尽力を賜りました関係各位に厚く感謝の意を表します。

いつかきっと、信州上田市の無言館をぜひお訪ねください。
             
                       主催者


美術館ロビーから望む尾道水道
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夕暮れの尾道市立美術館
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千光寺公園から望む 尾道水道
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2006年1月2日撮影

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by CK_centaurea | 2006-01-04 23:44 | 絵画・美術館